サハリン沖南西部の約56㎞離れた海洋に、モネロン島(Остров Монерон)と呼ばれる離島があります。この島に行くには、サハリン西岸の港町ネヴェリスク(Невельск)港から約76kmの距離を船で向かいます。
地図でみるとわかるように、晴れた日には宗谷岬を含む稚内市内や利尻島・礼文島からも見ることができるほどの近さです。
この島は約30平方キロメートルの大きさで、常時住人はいないことから、海鳥やアシカのコロニーとなっています。夏には透明度の高い海でダイビングが楽しめます。2006年にモネロン島は海洋国立公園に指定され、観光客が滞在できる宿泊施設が建設されたからです。
どんな島なのか。サハリン観光局が制作したプロモーションビデオをまずご覧ください。
島には新しい港湾施設や木造コテージのホテル、ロシア正教会などが建設されています。
島をトレッキングするための遊歩道も建設されています。
海岸線に続く岩肌は荒涼としていて、いかにも無人島という世界です。